美容師の可能性
昨日は、2本の打ち合わせ。
そこで、やっぱりそうなんだよな~と思ったのは、美容師という職業の強み。
これから美容を目指す人に読んでもらえたらなと思い、ちょっと真面目に書いてみようと思います ^ ^
担当の営業さんは、人柄的には、僕も好きで、今後も良いお付き合いを継続していきたいとは思うのですが、提供するサービスの市場規模と商品群からすると、上限が見えやすいというか、成長が鈍化してきたら、正社員採用ではなく、パートさんで構成していった方が上手くいくビジネスモデル。
そうでないと、社内の昇格制度的に上が詰まってきて、いつまでたっても昇進できない構造問題を抱えている。
今は、まだ若いから良いけど、きっとこの先、何かブレイクスルーを見つけないと、将来の不安を感じるんだろうなと思いながら、提案を聞いていました。
言えなかったけど。
そんな事を思いながら、美容師という職業はどうなんだろうか?と考えてみた。
一見、オーバーストアで斜陽産業のように見られがちだが、逆に考えれば、カリスマ美容師ブームの反動による自浄作用の途中経過に過ぎないと考えている。
それに、斜陽産業に見られれば、他業界からの進出もほとんどないだろうし、、、
例を挙げればIT産業なんかは、GoogleやらYahoo!、マイクロソフトなどの世界企業を相手にアイデア一つで戦う訳だから、それで45年間アイデアが沸き続けられるのか?専門知識を学び続けられるのか?という目線で職業を考えると、若いうちは良いんだろうけど、歳をとったらどうするんだろうね。
万が一、企業買収されれば、人生一丁上がり的な考えなのだろうか。
そのくらい人気の産業の戦いは激しいのだ。
10年スパンで考えれば、この日本は間違いなく美容室に通うお客さんの数より、美容師人口の減少の方が早いから、スタイリスト一人当りの担当顧客数も増える訳だし、そうなれば現在のような価格競争も自然と収まるハズ。
インフレ前提だが・・・
1000円カット、面貸し美容室など、それなりに業態は出てきているが、そこも一服するだろうね。
よっぽどのイノベーションがない限り、人間の仕事で生産性を上げるには、価格上昇しかありえないから、そうなると技術とサービスの向上での勝負になっていく。
やっぱりそれが王道かな。
一昨年、流行った「もしドラ」のピータードラッカーの著書を読んでみるといいが、先進国のこれからを担うのは、テクノロジストであると。
テクノロジストとは、知識労働と肉体労働の両方を行う人のこと。
そのようなテクノロジストこそ、先進国にとって唯一の競争力要因である。とドラッカーは記している。
僕も似たような考えを持っている。
もっと、肉体労働の知識共有が進み、それが産業競争力の柱になると思う。
でないと、人間の労働力を活かすことができないから。
そうなると、美容師は強いと思う。
もっと言っちゃうと、日本の美容師は強いと思う。
美容師はコモデティ化(商品・サービスの均質化)しにくい。
だって人だから。
オンリーワンビジネスですから。
オンリーワンビジネスでありながら、お店という名の集合体を作り、チームワークの大切さと、人が集まってくるメリットさえ感じたら、市場規模は変わらないかもしれないけど、間違いなく〝質〝が変わってくる。
それが分かってサロン作りをすると、表面的には見えないが、経営的に非常に強くなる。
さらに美容師の時代はこれから。
この現代に〝美〝を捨てることができる人は少ないと思う。
それは、未来も同じこと。
メイク>>肌>>目>>パーツと広がり、一巡して、髪がきれいでいることの価値に再び注目が集まり始めている。
髪の毛のメカニズムがエイジングケアとして、科学的見地から研究対象になってきている。
潜在ニーズとしては、肌のように深いテーマ。
仕事としては、美容師は大変。
トレンドは変わるし、技術に終わりはない。さらに感性も磨き続けなければならない。
接客はマンツーマンだし、コミュニケーションスキルも必要だ。
だけど、それらは全て、これからの時代を生き残るパスポートだと思う。
逆に少しの研修レベルで真似できるビジネスだったらどうだろうか?
もし、そんな仕事で誰かが儲かったら、みんなが飛びつき、価格破壊が起こり、ほとんどの企業は負けていく・・・
20代前半から商売に興味持ったころから、そんな流行りビジネスをいっぱいこれでもか!ってくらい僕は見てきた。
実際、僕も負けた。
そして、運命のイタズラで、美容の世界に足を踏み入れ、美容の世界を知った。
流行りの仕事ではないかもしれないが、着実な仕事。
終わりなき美容の道に興味が尽きなかったら、きっと、あなたは幸せになるだろう。
それが、成長の証になるから。
もし良かったら、10年後に食える仕事、食えない仕事を読んでみて欲しい。
美容師は、日本人メリットで食える仕事に入っている。
世界に出ても良いポジションを築けるということだけど、もっとシンプルに考えても十分チャンスがあるはず。
僕の目指すものは、平均年収が267万円(アシスタントも含まれるからか)と言われる美容師の仕事を、平均的なスタイリストさんの年収で600万円にすること。
見込み客×成約率×LTV(生涯顧客価値)の数値を自分に当てはめ、客観的に定点観測できれば、結構イケるはずだと踏んでいる。
そのくらい美容師さん達は、数字が苦手といイメージを持っている気がする。
見込み客×成約率×LTV(生涯顧客価値)←← こう書くと専門的だけど、結局、小学生の算数でできる程度のことを難しく言ってるだけ。
そこに、美容師を選んだ自分の人生をきちんと動機づけし、豊かな人生を送るイメージを明確にし、きちんと努力の方向性とペース配分をしてあげれば、大概上手くいくと考えている。
人生は長いのに、ほとんどの美容師さんはペース配分を間違えている。(気がする)
年収600万を取れれば、全就労人口の10%の部類に入る。
そこから、キャリアアップの人生を選択したら、人を教えるスキルを身に付けることが大事となる!!
美容師は〝師業〝と言われ、先生の仕事と言われる。
つまり、美容師の本業は、人を育てることにある。
優秀な人材を育てるためには、分かりやすく理解できるように伝える能力を磨く。
自分を超える人材を輩出することが、後輩の最高の恩返しであると考えている。
そんな人材育成の連鎖と、活躍のフィールド(出店)が、広がってくることを目指している。
中堅幹部で1000万は取って欲しい。
1000万の年収があれば、全就労人口の5%に入る。
後は好きなだけやって下さい。。。てな感じでww
美容師は決して稼げない職業じゃない。
要は、自分がこの世に生まれて、職業を通してどう社会に貢献し、その対価として収入を得るのか。
お客さまを幸せにして、後に続く後輩達も幸せにして、その結果が収入ってことなだけ。
満ち足りた人生はお金だけじゃない。
ただの一つの要素に過ぎない。
それを早く分かったもん勝ちな社会だと思う。
だから美容師の成功はストレスフリーじゃないと、おかしいと思う。そこを目指してほしい。
人生は選択の連続。
絞り込んでいく。
チャンスカードの枚数じゃないんだよね。
だから、美容師を目指す人たちには幸せになって欲しいと思う。
今日は、昨日の日常の営業さんとの打ち合わせシーンから、
やっぱ、結構面白い仕事だなーって思ったので、真面目に書いてみました。
ども。
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