働き手「70歳まで」…新生産年齢人口に



ゴールデンウィーク最終日にこんなニュースがありました。

〝働き手「70歳まで」…新生産年齢人口に〝

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140506-OYT1T50040.html?from=ytop_main1

これは、つまり年金の支給が70歳からになるということで、

年金の支払い時期を遅らせることで、財源確保しようという訳ですね。

今を生きる人たちは、労働期間が10年伸びて、約50年になるということです。

その年金の支給額も、今のように世代間で助け合うこではなく、自分がいくら積み立てたかという方式に変わるのではないかと予想しています。

(そのためのマイナンバー制度ではないかと・・・)

自分的には、死ぬまでリタイヤする気はないのですが、多くの人たちには大変な時代になりそうですね・・・ToT

政府の経済財政諮問会議(議長・安倍首相)の有識者会議「選択する未来」委員会が、人口減と超高齢化への対策をまとめた提言案が明らかになった。 
70歳までを働く人と位置づけるほか、出産・子育て関連の給付など支援額を倍増させる。高齢者と女性の活躍を後押しすると同時に出生率の引き上げを図り、50年後の2060年代に1億人程度の人口を維持することを目指す。 
同委の三村明夫会長(日本商工会議所会頭)が「2020年及び半世紀後を展望した日本経済への提言」を5月半ばに諮問会議に提出する。政府は、6月にまとめる「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)」に反映させる。


さて、ここからがお題ですが、美容師としてどう70歳を迎えるか?ということです。

僕の知っている限り、多くの人はスタイリストデビューして、たくさんの指名をもらい輝いて働いている職業人生だけのイメージの人がかなり多いと感じています。

若い子たちは、30代くらいまでの自分をイメージしているのかなーって感じです。

結婚、子育て、子供の教育費、家、家族の思い出、老後といったライフイベントを考え、将来自分がどうなりたいかと人生設計をちゃんと考えて美容師をしているなーと思う人があまりお見かけしません。

世は独立ブームが続いているようで、まだ数年は美容室の出店数が増加するだろうとのことですが、

これからの美容師さんは得意な分野を伸ばし、後進の育成が評価対象となるような仕組みを持った会社に属した方が良いのではと考えています。

ただ会社と言っても、ガチガチに規則で固めたような組織ではなく、自立した個人の能力をサポートするような組織にシフトしていくべきだろうと考えています。

それは、日本企業的なピラミッド構造ではなく、もう少し分子構造のような有機的な繋がりを優先した組織のイメージです。(イメージしにくいですね ^ ^;)

サロン経営は、たくさんの人が属してくれることで、みんなで固定費負担を軽くする程度に考えたほうがいいかもしれませんね。

そうして浮いたお金を、スタッフの未来に投資する美容室が今後残っていくと思います。

大きな利益を生むことは企業として大切ですが、最も大切なことはその利益を何に使うのか?だと思います。

それから、若いうちから職業上の資産形成の多様化と、個人資産の考え方を早いうちから教えていくべきでしょう。

70歳までガンガン現場で働きたい人も、中にはいるのでしょうが、僕的には40代~50代くらいまでには、息切れしない働き方を会社が提案することも必要だと思っています。

これから美容師を目指す方は、美容師が職人(クリエイター)集団から、もう一歩、あなたの人生に寄り添った会社を見つけると良いと思います。

僕は美容師は素敵な職業だと感じていますが、将来が非常に不安に感じてしまいやすい職業だとも感じています。

だからこそ、会社任せにしないで、一人ひとりが自分の未来を考えるべきだし、そんな未来を考える人たちが集う会社がこれからの時代は発展していくものだと思っています。

東京オリンピックが終わった時、一気に超高齢化問題が表面化すると考えています。

それまでにどんな準備をするか、どんな未来を描くかがすごく大切です。

当社も、それまでにマインドチェンジと、全員の未来設計をしていかなくてはなりません。

でも、それもチャンスだと考えて進んでいこうと考えています!

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