美容師の夢や未来は、独立することで本当に良いのかな?
いろんな商売に手を出してきた自分が言うのもなんですが、
最近、よく考えるんですね。
若い人が「いつか、独立したいんです!」という話しに、どう答えて良いのかと。
仕事(ビジネス)って、社会貢献だから成り立つのであって、この社会がもっと良くなるための一助としての経済活動でないと企業として長く持たないので、一国一城の主になりたいという気持ちからの独立には、あまりオススメしたくないのが本音です。
独立心旺盛な人の周りには、やっぱり独立心旺盛な人が集まってくるので、組織として不安定なことが多いのと、サロンへのロイヤリティーが低いのでトラブルも多い気がします。
自分が本当に欲しい成功ってなんだろう?って考えてみるのもいいかもしれません。
僕が購読しているメルマガにも、こんなことが書いてありました。
無理のない理想の成長スピードが
20代は、技術を身に付ける
30代は、技術で稼いで、経験を積む
40代は、経験を人に伝えて、組織を作る
50代は、組織や人に、投資して稼ぐ
まさに、将来設計を考える上で、独立しようが、組織の中の人であろうが基本はこの考え方だと思います。
40代になったから分かることですが、人はいつまでもトッププレイヤーではいられません。
30代で美容師として一番売れる時期までに、次の視野としては、自分の経験を次世代に伝えていった時に、1人前にするまでの期間を意識することなのかなと思います。
アシスタント時期の苦労や壁、どうやってクリアしてきたか?
どんな工夫をしてみたか?
スタイリストになって指名数や売上げの壁などを、経験者として分かりやすく後進に伝え、不必要な苦労はさせないようにできる人。
その子を受け入れ、特性に気付き、良い部分を伸ばしてあげられるように。
つまり名コーチになる必要があると思います。
40代までに名コーチになることを考えていくべきなんじゃないかな・・と。
できれば早ければ早い方が良い。
今の美容業界の流れは、カリスマ美容師ブーム時代のスタイリストさん達による独立ブームみたいですが、
いわゆるこういった核分裂のような出店ではなく、
細胞分裂のような組織作りと出店が、これからの時代的に望ましいのではないかと考えています。
いずれにせよ、こういった独立による力の分散のような流れは早く落ち着くと良いなーと思います。
なんだか非常にもったいないなーと思います。
これからの世代のためには、知の集結、有機的な結びつき、個性を尊重した企業文化が大事になってくると予想しています。
それでも、独立したい人は、自分の夢見るサロンの社会貢献性を考えてみてはどうでしょうか?
今の自分のお客さま以外に、「こんなサロンが欲しかった!」と思ってくださる方が、どのくらいいるかマーケティングしてみると良いでしょう。
自分もたくさん失敗してきましたので。
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